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発注前に知っておこう!オリジナルトートバッグの価格の決め方

BLOG

2016.04.19

アクアパックでは、企業の販促担当者の方やPR担当の方から、ノベルティや販促物として活用するオリジナルのトートバッグの企画・製造のご依頼を多く頂いています。

オリジナルのトートバッグを作るといっても、ロゴやキャラクターのデザインデータを既製品に印刷するだけのものではなく、形状や素材などから完全にフルオーダーメイドで作ることを得意としています。

他には無い、オリジナルトートバッグを作るお手伝いをさせていただいています。

そこで今回は、トートバッグをこれから作りたいけど、コストを安くする方法や素材の選び方など、トートバッグを制作するうえで事前に考えておくことをご紹介します。

これらを知ることで、無駄な費用をかけずに済んだり、制作コストの削減の参考にして頂ければと思います。

CONTENTS INDEX

  1. 製造コストを安くする方法
  2. 大きさの決め方
  3. ロット数の決め方
  4. 素材の選び方

1.製造コストを安くする方法

オリジナルトートバッグにおいて、製造コストを決める要素は材質・サイズ・形状・ロット・印刷条件によって変動します。

商品単価は、大きく分けて「原料費」「加工賃」「諸経費」の3つに分かれます。「原料費」「加工賃」「諸経費」は、それぞれどうすればコストを抑えて作ることができるのか、また価格が高くなる要因についてもそれぞれ説明します。

1.原料費

原料費を抑えるには、安価な素材を使うことと、生地のロスを少なくすることが必要になります。

例えば、同じコットンでも厚みが厚くなるにつれて、10~20%程度の価格差になります。用途に適した厚みを使うことが重要です。

また、例えば使い捨てが見込まれる袋には、コットンなどの単価が高い素材を選ぶのではなく、安価な不織布を使うことも商品単価を抑える一つの方法です。

生地のロスについては、例えば100㎝幅の原反に対して、35㎝幅の袋だと横に2つ分しか取れず30㎝分のロスが出ます。袋の幅を33㎝にすると3つ取る事が出来ます。これによりたった2㎝の差でも1枚当たりの原料価格には大きく差が出てきます。(実際には縫いしろや折り返し等が必要になりますので、この数値はあくまで例えです)

生地のロス

ただし、原料の種類によって原反幅が異なったり、注文サイズに応じて原反幅を変えて生地を手配したり、他のパーツへの転用でロス生地の使い道があったり・・・条件により大きく変わってきますので、こちらから案件内容に応じてベストの条件を提案させて頂きます。

2.加工費

加工や縫製は、ほぼ全ての作業が手作業です。加工が複雑になればなるほど単価はアップします。例えば、体積が同じ袋でも船底バッグと角底バッグでは加工の工程数が違うので角底バッグの方が少し高くなってしまいます。

印刷については、弊社商品で主流のシルク印刷の場合、1色印刷するのに、人が1回(色によっては重ねて2~3度刷りすることもあります)作業をします。2色印刷なら2回分、3色印刷なら3回分…と色数が増えるほど、その分の加工費(=人件費)がアップしていきます。

例えば1色印刷するだけならシルク印刷より熱転写印刷の方が高いですが、色数が極端に多い場合は、熱転写印刷の方が安くなったりもします。弊社では、デザインや色数等に応じてご提案できますので、違いがよく分からないという方はまずはお問い合わせください。

3.諸経費

海外から商品を仕入れる通関費用や運賃などの諸経費は、ロット数が多くならないとコストメリットが出にくいのですが、弊社では色んなお客様の商品をまとめて1つのコンテナで輸入しているので、通関費用は安く抑えることができています。

国内入荷後、弊社倉庫で発生する倉庫費や納品時の運賃を抑えるために、1ケースあたりの入数を増やしてカートン数を減らしたり、一括で納品する事で運賃を抑えることでコストカットできます。

2.大きさの決め方

オリジナルトートバッグの大きさは、利用シーンに合わせて大きさを変えましょう。

学会や説明会、オープンキャンパスなどで配るトートバッグは、A4縦型/ヨコ型、マチ有/無が多く使われています。

アパレルノベルティ・イベントノベルティなどでは、船底のランチトートや、丸底の可愛い形状が人気です。また、中身が見えないように口部分にホックや巾着を付けたり、アレンジすることもできます。

3.ロット数の決め方

継続して量産する場合は、年間使用数量の目安が分かればそれを加味して見積りを作成します。

年間数量次第で、ランニングコストも考慮して、都度必要数を作った方がいいのか、一括で発注していただいて分納あるいは弊社で在庫出荷がいいのか等の提案も可能です。

弊社が扱う代表的な材質の最低ロット数は以下の通りです。

  • 不織布:既成色500~/別注染め5万程度~
  • コットン:生成り500~/カラー既成色500~/カラー別注染め2000枚程度~
  • ポリエステル 既成色500~/別注染め 2000枚程度~

4.素材の選び方

トートバッグで一般的に多く選ばれる素材は、強度があり風合いがナチュラルなコットンが人気です。冬場はフェルト、夏場はPVC(塩ビ)カラー等、季節にごとによって人気の素材が違ってきます。

素材の価格は、安い順から、不織布、ポリエステル(薄手)、シーチング(薄手コットン)、ポリエステル(厚手)、コットン(厚手) の順で価格が高くなっていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?オリジナルトートバッグを作るうえでは、加工の必要可否やロット数、素材など、まず決めなければいけないことがあります。具体的にトートバッグのデザインが決まっていない場合は、過去に作成したサンプルなどを見て、少しずつ自分が作りたいトートバッグのイメージを膨らませることを始めてみることが大事です。

自分の理想とするトートバッグのイメージが固まったら、あとは予算に応じて、何か一つポイントとなる機能を追加したり、素材を変更したりするなどして調整するのがいいのではないでしょうか。

アクアパックでは、お客様のご予算に応じてオリジナルトートバッグの企画からデザイン、製造まで一貫してサポートしていますので、具体的なイメージがなくてもまずはお問い合わせください。